大人への階段
なにげなく手にとった児童書『わたしはなんでも知っている』を一気読みしました。一気読みというほど読みでのある本でもないのですが。
主人公のクス子は小学4年生。新聞も読んでるし、父親が開業医なので待合室でしょっちゅう大人の噂話も聞いているし ちょっとした物知りだと自分では思っています。ある日、クス子は公園でふしぎなおじいさんと出会い、今まで知らなかったことがどんどんわかる薬をもらいました。それを飲んだ翌日、たしかにその薬には効果があったのですが、わかるのは知りたくなかったことばかりで……。
表紙は『一期一会』のカタノトモコさんの絵でとてもかわいいのですが、中味はホロ苦系でした。4年生くらいって、そろそろ「本音と建前」とか「嘘も方便」とかを学ぶ時期なのかな。読みやすかったし、きれいごとばかりでないところが気に入りました。解決策は、えっこれでいいの? と思ってしまったけれど、そういうものを受け入れていくのが大人への第一歩なのかもしれません。











